スタッフ

原作:伊集院 静

1950年生まれ、山口県出身。CMディレクターなどを経て1981年に短編小説「皐月」で作家デビュー。1991年「乳房」で吉川英治文学新人賞、1992年「受け月」で直木賞、1994年「機関車先生」で柴田錬三郎賞、2002年「ごろごろ」で吉川英治文学賞、2014年「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石」で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。国民的ベストセラー「大人の流儀」シリーズをはじめエッセイも多数。「駅までの道をおしえて」は講談社「小説現代」2004年9月号初出。

脚色・監督:橋本直樹

株式会社ウィルコ代表取締役。主な制作作品に、『トニー滝谷』(05)、『亀は意外と速く泳ぐ』(05)、『オリヲン座からの招待状』(07)、『海炭市叙景』(10)、『夏の終り』(13)、『そこのみにて光り輝く』(14)などがあり、『トニー滝谷』は、第57回ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞・国際批評家連盟賞・ヤング審査委員賞のトリプル受賞を達成する。また、『そこのみにて光り輝く』はモントリオール世界映画祭最優秀監督賞を受賞する。
監督作品として、浜田省吾の楽曲を元に制作された中編映画TWO LOVE〜二つの愛の物語〜『キャッチボール』『君と歩いた道』(共に05)があり、長編初監督作品『臍帯』(12)は、上海国際映画祭・新人監督部門で審査員特別賞を受賞し、世界20以上の映画祭で上映される。『駅までの道をおしえて』は長編2作目になる。

撮影:蔦井孝洋

1964年生まれ、鳥取県出身。1999年に『大阪物語』で撮影監督デビュー。『眉山 -びざん-』(07)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞受賞。その他の主な作品に『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)、『松ヶ根乱射事件』(07)、『ノーボーイズ,ノークライ』(09)、『ゼロの焦点』(09)、『夜明けの街で』(11)、『ガッチャマン』(13)、『HERO』(15)、『誰がために憲法はある』(19)などがある。

美術:野々垣聡

1978年、埼玉県生まれ。美術監督の稲垣尚夫、中澤克己、原田恭明に師事。2010年、映画『ヘヴンズ ストーリー』で美術監督デビュー。主な作品にアメリカ映画『She’s Just a Shadow』(19年米国公開)、『きばいやんせ!私』(19)、WOWWOW「盗まれた顔」、『影踏み』(11月公開予定)などがある。他に『エンジェルサイン』、『ブルーヘブンを君に』が公開予定。

録音:小川武

1963年生まれ、兵庫県出身。1984年に録音部の仕事に入る。録音技師・久保田幸雄氏に師事し、『橋のない川』(92)、『深い河』(95)、『父と暮らせば』(04)などに参加。主な技師作品に『ぐるりのこと。』(08)、『マイ・バック・ページ』(11)、『鈴木家の嘘』(18)、『初恋〜お父さん、チビがいなくなりました』(19)など。『恋人たち』(15)で第70回毎日映画コンクール録音賞を受賞。

編集:山下健治

1972年生まれ、福岡県出身。にっかつ芸術学院卒業後、フリーの編集部として活動、『十三人の刺客』(10)で日本アカデミー賞優秀編集賞を受賞。その他の主な作品に『ヤッターマン』(09)、『愛と誠』(12)、『水の声を聞く』(14)、『風に立つライオン』(15)、『ラプラスの魔女』(18)などがある。

照明:加藤あやこ

新潟県出身。専門学校卒業後、照明の世界に入る。『DRIVE』(02)を皮切りに様々な作品に助手として参加。のちに疋田ヨシタケ氏に師事し、チーフとして『MIRACLE』(14)、『HERO』(15)、『猫は抱くもの』(18)をはじめとする犬童一心監督作品などに参加。本作で初めて長編映画の技師を務めた。

スタイリスト:城宝昭子

大阪府出身。主な作品にドラマ「自転車少年記」(06)、「失踪HOLIDAY」(07)、「死化粧師 エンバーマー 間宮心十郎」(07)、「リアル・クローズ」(09)、「DOCTORS 最強の名医」シリーズ、「緊急取調室」シリーズ、映画『アシンメトリー』(08)、『ハッピーランディング』(15)などがある。

ヘアメイク:竹下フミ

鹿児島県出身。1989年に『帝都大戦』で映画デビュー。主な作品に『リリイ・シュシュのすべて』(01)、『百万円と芋虫女』(08)、『ノルウェイの森』(10)、『ガール』(12)、『0.5ミリ』(14)、『神様はバリにいる』(15)、『at Home アットホーム』(15)、『関ヶ原』(17)、『パラレルワールド・ラブストーリー』(19)などがある。『最高の人生の見つけ方』が10月公開予定。

ドッグトレーナー:西岡裕記

1979年生まれ、三重県出身。「青山ケンネルカレッジ」卒業後、ドッグトレーナーとして活動。家庭犬のトレーニングをメインの活動としながら、CM、TV番組、雑誌、ブランドカタログなどへの出演モデル犬のトレーニングを行う。これまで携わったCMに「ASAHI」「YAMAHA」「シマムラ」「明治」「レオパレス」など。映画への参加は本作が初となる。

主題歌・挿入歌:コトリンゴ

ボストン・ バークリー音楽大学に留学し、学位を取得後、ニューヨークにて演奏活動を開始。坂本龍一に見出され、日本デビューを飾る。現在までに10枚のソロアルバムを発表。劇場アニメーション映画『この世界の片隅に』(16)のサウンド・トラックを手がけ、日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞を受賞。クリエイターからの評価も高く、映画、TVアニメーション、ドラマ、CM音楽など、多数手がけている。卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描くアーティストとして、注目を浴びている。

メッセージ

挿入歌「また会うときは」はルーとサヤカを優しく包んでいた光のように音楽が存在できれば良いなと思い、主題歌「ここ」はサヤカの背中をそっと押してあげられるといいなと思い、つくりました。監督さんと何度もやり取りをして出来上がったとても思い出深い2曲になりました。

音楽:原 摩利彦 

京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修士課程中退。音の質感/静謐を軸に、ポスト・クラシカルから音響的なサウンド・スケープまで、さまざまな媒体形式で制作活動を行なっている。アルバム「Landscape in Portrait」をリリース。ダミアン・ジャレ+名和晃平「VESSEL」、野田秀樹「贋作 桜の森の満開の下」などの舞台音楽を手がける。アーティスト・コレクティブ「ダムタイプ」に参加。

メッセージ

誰にでも一度は訪れる冷たい現実を乗り越え、前へと進んでいくサヤカのまなざしにインスピレーションをもらいました。自分が子どもだった頃を思い出したり、大人になった今の視線で映像を見つめたりしながら作曲していきました。特に最後に流れる音楽には、サヤカが(そして映画を観ている人たちも)この先もずっと思い出と希望とともに歩んでいけるように想いを込めています。